刺青
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事業提携(88)

「思ったよりの反応ですね?」
 保証付きのラブファンドの20億が期限内に集まり、購入希望者がまだ予約をしている。
「取引は明日東京の相手の銀行で行います。マホとは程々にしてくださいよ」
「頭では分かっているんだがな」
「今日は空港で待ち合わせしますよ。私はこれから地元銀行の専務と会います。次の30億の準備に入ります。それにどうも専務からも話があるようなんです」
 社長と別れると今日は同じビルにあるファイナンスの社長室に来るように言われている。
 社長室に入ると専務の隣の椅子にファイナンスの社長が掛けている。
「ラブホファンドの保証はどのくらいを予定している?」
「当面保証なしのファンドをゼロにして100億くらいの枠で考えています」
「うん、それを200億ぐらいで考えてほしいんだよ。しばらく親銀行からの融資が限界なんだ。その間に体質改善をしたい。それとラブホファンドの保証業務を拡大を検討している」
「他の業者にも広げるのですか?」
「いや、そんな冒険はしない。そちらが売った物件の保証を考えている」
「保証はしませんよ」
「何かいい方法はないか?」
「そうですね。当社が管理を受ける場合のみファンドをつける。それならば依頼があれば査定買取をします。もちろんファンド保証は付けてもらいますが?」
「彼は頼りになる。私がここの社長になるのも時間の問題になっている」



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宿命(87)

「今日は寝ているんだ。嫉妬したからな」
 抱きついてくる朱里を離してマンションを出る。
 事務所に入るともうマホが来ている。
「オープンは旨く言ったのか?」
「それはもう」
「社長と何時まで?」
「3時までです」
「こんなに早く出て来なくともいいのに」
「謝りたいのです社長に。何度も何度も生で入れたんですから」
「そんなの気にしなくていいよ。これは私の宿命だ。そんな彼女を受け入れた」
「もし私がが先に社長と知り合っていたら」
「それ以上言うなよ」
 私の中にマホとしたときの感触が残っている。私のものはビンビンに立っていて、アナルに精液を流し込んだ。
「社長は?」
「昼まで寝ていると思います」
「そちらもほどほどにな」
「はい。でも社長に拾って貰って幸せです」



 





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最後のショー (86)

 今日はニューハーフの店がオープンだ。ようやくの説得で3度あるショーの最後だけ朱里が出ることになった。1時間もので1度に12人ほどが出る。その前のショーも見たがかなりの体力がいる。最後のショーは11時からで社長も駆けつけてきて私の隣に座っている。ジョージが舞台正面でカメラを回している。
「体調は?」
「少しましなようです」
 やはり自分の女が見られているというのには慣れない。マホと仁王が縺れるように全裸で出てくる。マホのものが仁王の口の中でそそり立っている。こんな角度はもう私では無理だ。仁王の乳首が立っている。これは相当感じている印だ。マホが逆さに担ぎ上げるようにT字に股を拡げた仁王に杭を打ち込む。私はマホが穴をずらせたのを見た。だがその瞬間朱里の指がその杭を中に導いた。
 マホがすまなさそうな目で私を見ている。ユミから聞いているが社長がマホを指名しているようだ。どうも社長をこの世界に引きずり込んだようだ。観客が思わず腰を浮かせて見つめている。しっかりと膣の中を上下している。ほとばしる白濁の液を慌てて飲み干す。するともうそそり立っている。今度も朱里がアナルに誘っている。
 朱里が白目を剥いている。だが今日は長すぎる。私は席を立って楽屋裏に入る。今ステージに5人のダンサーが上がるところだ。先生も立ち上がって抱きかかえて入ってきたマホからぐったりした仁王を受けとる。これは筋書きにないことだ。私が駆けつけると裸の朱里を受けとった。
「よかった」
 小さな声がした。
「しばらくショーには出ないから許して」
「大丈夫か?」
「天国に上りそうだった」










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隠居 (85)

 ジョージが夜に東京のラブホファンドの会長をセットしてきた。70歳くらいの白髪の老人だ。隣に顧問弁護士が座っている。こちらは爺さんに出てもらった。
「こちらで拾って貰いましたわ」
「あの頃はよかったなあ」
 どちらも面識がある。
「これから会社はどうされるのですか?」
「息子の社長は解任します。それで私が社長に戻ってこの話がまとまれば会社を整理します」
「当方も資金の手当てがありますのでこのリストを20億で、もちろんいいものがあれば追加購入ということで?」
 会長はリストに目を通して頷いている。
「いいものを押さえてますなあ。東京の私の代のホテルばかり7棟ですな」
 顧問弁護士がラブホの全リストを出してくる。そこにはチェックが入っている。
「これは私の目で推薦出来るものですわ」
 爺さんが即座に目を通している。
「まだいい物件がありますわ」
「早急に持ち帰り相談します」
 あと20億か30億ファンドがいるな。
「原則人ものを考えています」
「息子の引っ張ってきたとんでもない証券マンにはめられました。整理が終わったら新潟に戻って隠居しますわ」




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不倫 (84)

 今日は休みを貰った。朱里に今日はやらないと宣言して蒲団の横の卓袱台でラブホの購入後の組織体制を見直している。今回購入すると数の上では業界2位になる予定だ。この業界はオーナーのみ最高級なのだが、支配人も従業員も恐ろしく所得が低い。申告していない従業員が大半を占めている。日本の未開地だ。支配人はそのため金を抜くことに専念している。
 ようやく支配人の評価をつけることで支配人同士で倍以上の所得差を出した。この評価は私が作って爺さんが手直しをしている。人件費は1.3倍となったが売り上げ増で比率は変わらない。社長は叩き上げの親父のように利益の独り占めをしないのが助かる。
「元気になったから外に出ない?」
「やらないぞ!」
「久しぶりに新開地のおばさんの店に行かない?」
と言うことでタクシーを呼んで新開地まで走る。
「シオンちゃんSM館の社長になったのね!」
 ジョージの風俗誌を拡げて仁王の写真を見せる。
「あんたはひもやってるんじゃないの?」
 おばさんにかかると私はボーイのままだ。仕方なく頭を掻いて朱里の口を塞ぐ。周りにソープの女の子がいて憧れるように見ている。
「いい旦那見つけたんやね」
「そう、隠れて不倫しているから内緒だよ」
 朱里も楽しそうに話に乗っている。いつまで元気な彼女と暮らせるだろうか。





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夢人です。『ぽろんの女』の短編を書き下ろしてふと震災後にその街を訪ねました。それであの頃の日記を開いてみました。この街で刺青の仁王と暮らしたことが。

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