刺青
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公式テンプレートを元に作成しています。 再配布は禁止ですが、それ以外はご自由にお使い下さい。

ラブホ業界(140)

 3男が社長として初めての幹部会議だ。全国から昨夜のうちにホテルに入っている支配人のブロック長が8名集まる。爺さんが業務部長として統括している。ジョージも特別参加している。
「ホテル数はフランチャイズ46棟を入れて250棟を超えて規模では2位なんだが、利益率では1位に位置してます。それに今回人件費を1割上げたので業界1位です」
 爺さんはこういう席は苦手なのだ。
「ラブホ協会ではクラブ参入の禁止を言ってるのだが?」
 社長が素朴な質問をする。彼は大半がワールドに出社している。
「クラブを入れないと空室率が20%前後出るのです」
「ただ無差別にすると価格ダウンになる」
 ブロック長がいろいろ意見を出す。
「今後の方針は?」
 彼らは本当の運営者が私だと思っている。
「利益率の期待できないホテルを30棟売却します。新規のホテルは商談中の関東の25棟と、札幌の5棟、博多の7棟を予定しています。それに課題のシステムが出来たので年内に全店にネットを導入します」
「予算は?」
 レポートで知らせているが、3男は読んでいないのだろう。
「3億ですでに予算に計上しています。来年から入店ポイントと10時から半額サービスをします」
「そこまでする必要があるのかなあ?」
「業界15位ですでに導入しているところが利益率で2位、業界8位にランクインしてるのですわ」
 爺さんが用意してきたこの会社の資料を配る。




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儀式(139)

「久しぶりにショーを見てください」
とユミに言われて1番目の8時のショーに合せてラウンジに入った。長らくショーを見ていない。仁王がショーから姿を消して以来だ。
 2人ショーは今はこの2人のコンビだとジョージに聞いている。相方の女性はハーフのようだ。すらりと背が高く両腕に刺青を入れている。この2人のショーは痛い系のようだ。これは一時仁王が私にプレイで求めてやったことがあるがどうも苦手だ。ユミが縛った紫に変色した彼女の乳房に長針を刺していくのだ。
 ショーは刺して抜くので30分が十分経つ。私はユミに言われた通り終わる前に特別室に移る。2人は全裸にタオルケットを脱ぎ捨てて部屋に入ってくる。まだ乳房には紫色が残っている。
「彼女が東京のママになる。見た目はSだけど真正Mよ。私とはMになるけど相手が変わるとSになる。見てよ。もう刺されている時から濡れ濡れよ」
 ユミが花びらを開いて見せる。
「痛くないか?」
「縛ると麻痺して痛くなくなるの。本人はぞくっとするそうよ。代理アナルに入れてやって」
 差し込むと体がぴくぴく震えている。
「気持ちいい!」
 抱きついて舌を絡めてくる。ユミの舌が私のアナルに差し込んでくる。どうもユミは意識して幹部を私と関係を持たせているようだ。半時間も持たずに彼女に中に精を吐き出した。それを丁寧に2人して舐めている。
 ユミは離れるとビールの小瓶を3本抜いてきて渡す。
「大阪から彼女を含めて12名、東京ではジョージに16名選んでもらいます。しばらくの間私も泊り掛けしますから。マホと勝負してますからね」
 ハーフの子はいつの間にか下に潜って私のものを銜えている。




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入院(138)

 新神戸には10時に着いた。それからタクシーを飛ばして元町の病院に飛び込む。まだユミがいて救急口まで迎えに来てくれる。
「今寝ているわ」
 ユミが個室を手配してくれたようだ。
「ユミは明日早いもういいから帰れよ」
 ユミを帰すと朱里にベットの横に掛ける。綺麗な寝顔だ。
 翌朝揺すられて起きた。
「ご免ね」
「それより」
「貧血が酷いの。でももう退院できる」
「駄目だ。もうしばらく見てもらうのがいい。赤ちゃんは大丈夫なのか?」
「うん。マホに襲われた?」
「ユミが話したのか?」
「欲求不満を溜めると体に良くないよ。私みたいになる」
 朱里に似た男の子の話はやめた。
「いよいよ東京進出だ」
「私も行きたいな」
「ユミを行かせるわけにもいかないからな」
「SM館にいい子がいるよ。周作はまだ抱いたことないけど、ユミに言っとくからすぐに抱いてみてよ」
「分かった分かった。しっかり寝ておくのだよ。今から会社に行くよ」






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朱里倒れる(137)

 妙な気分だ。あの女のアナルの中は朱里そのものだ。だが心は違う。
 朝二人と別れて東京に来ているジョージと会う。新橋の雑居ビルに東京の編集室がある。
「マホに襲われましたか?」
 ジョージはマホを愛しているが、マホは相手にもしない。男と男も難しい。
「ニューハーフ館とSM館ができる。フリーペーパーの準備も頼む」
「おそらくオープンまでには東京も10万部になりますよ。今は彼女がこちらの編集長です。社員は2名、フリーターが7名います。風俗誌では5位の位置には来ています」
 3人が立ち上がって頭を下げる。
「彼女は先月まで風俗嬢をしていました。ユミの『魔女の館』の準備も頼まれているのです」
「金がいくらあっても足らないな」
「今いい?」
 ユミの声だ。上づっている。
「どうした?」
「急に嘔吐をして救急車を呼んだ。何も悪いことをしていないよ」
「それはいい。病院に着いた?」
「ええ診察も済んで寝ているわ。でもすぐに戻ってきて」
「分かった今から新幹線に乗る」
 もうジョージがタクシーを呼んでいる。
「今夜はみんなで飲もうと思っていたがすまん」
 心はもう朱里のところに飛んでいる。




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性欲(136)

「襲われないようにね」
 そう言ってユミに送り出された。マホと東京出張の間朱里のところにユミが泊まってくれるようだ。
 新宿に着くと店を見て引退するママと会う。向こうは弁護士が入って手付けを打つ。それからまだ開いている店で3時間ほど飲む。飲んでいる時のマホの目がぎらついている。スカートの前が盛り上がっている。マホは男としても精力絶倫だ。店を出ると路地の中を抜けてホテルに入る。襲われるのは覚悟の上だ。
 部屋に入ると全裸の小柄な女性が座っている。
「ちいママよ。店ではショーをやっていたでしょ?立って見せてあげて」
 確かに竿が付いていて反り立っている。
「誰かに似ているって思わない?」
「朱里?」
「私は男も女もOKの両刀使いだけど、彼女は男がだめなの。だけど今日から変わってもらいたいわけ」
 もう背中から彼女のアナルに差し込んでいる。ちいママの顔が辛そうに私の前にある。この表情はまさに朱里だ。これをマホは狙っていたようだ。私はゆっくり唇を吸う。いつの間にか彼女から絡めて来る。それから私のものを喉まで吸い込む。
「次は代わって」
とマホが竿を抜いて私のものを押し込む。
「これからは彼がボスよ」
と言いながら私のアナルの中に入ってくる。
「ユミが私が襲うと言ってたでしょ?」
「ああ言われた通りになった」
「でもずいぶん溜まってるから抜いてやってと言われているのよ」









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夢人です。『ぽろんの女』の短編を書き下ろしてふと震災後にその街を訪ねました。それであの頃の日記を開いてみました。この街で刺青の仁王と暮らしたことが。

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