刺青 裏話 (44)
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裏話 (44)

 翌日クリエイトの社長に融資付きの譲渡の指値の話をした。彼は中身を見てその足で親父のところに相談に言った。30億の指値以外はそのまま伝えた。朝から予約を入れていた彫り師のところで5時間墨を入れて、今夜は朱里は向こうのマンションに泊まると言って出掛けた。
 それで20億の稟議を支店長に提出して珍しく次長も入れて3役での飲み会となった。案の定あのいかがわしいスナックに連れてきた。ここはマスターがいるだけで後はユミのような女性が入れ代わり立ち代わり座る。だが今日はユミの姿がない。
「合併はどこまで進んでいるのですか?」
 次長はどうも支店長の子飼のようだ。
「昨日うちの専務とこちらの専務が打ち合わせをしたのだが、役員の配分はまとまったようだ。ただどちらが頭取を出すかが決まらないらしい」
「と言うことは?」
「どちらかが躓いた方が負けと言うことや」
 現頭取は双方降ろすと決めているようだ。私には興味のない話だ。いつの間にかユミが帰ってきて隣に座る。次長はユミのことも聞いているようだ。どうしたのか支店長が横に座ったハーフの若い子と消える。次長も引っ張られるように出ていく。
「今日は私とよ。昨日は専務と寝さされた。だからご褒美」
とホテルの部屋に連れて行く。
 なんとベットにシオンが全裸でいる!





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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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夢人です。『ぽろんの女』の短編を書き下ろしてふと震災後にその街を訪ねました。それであの頃の日記を開いてみました。この街で刺青の仁王と暮らしたことが。

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