刺青 ジョージ (51)
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ジョージ (51)

「捕まえた」
 クリエイトの社長からの携帯でホテルの1室に入った。縄で縛られた男が不貞腐れてベットに胡坐をかいている。ドアのところに『末広』にいたという女が立っている。
「少し暴れたので痛めつけた。盗撮は奴に間違いないな。鞄一杯にネガやらが。腕の1本折るのは手伝わせる」
 社長の横に図体の大きいのが2人立っている。
「2人で話させてもらえませんか?」
「ああ、いいよ」
 ベットに腰を掛けて鞄の中身を見る。
「仁王の写真もある?」
「あれはいい女だったな。あんな女は珍しい。入れると吸い付いてくるのさ」
「今まで通り仕事していいが組まないか?」
「写真を持ち込む?」
「この神戸のいい女を探してくれ。ハントだ。それで写真も撮ってもらう。歩合で払う」
「面白そうやの」
「ただ仁王だけはだめだ。仁王は彼女なんだ」
 男は鞄から仁王の写真とネガを出した。背中を後ろから撮っているが、屈んでいるのでシオンのお尻の穴が開いている。さすがにこれは他人には見せられない。
「名刺に携帯の番号を書け。それと名前と年齢だ」
「へえ!銀行員だあ」
「ジョージ?29歳とはなあ」






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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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夢人です。『ぽろんの女』の短編を書き下ろしてふと震災後にその街を訪ねました。それであの頃の日記を開いてみました。この街で刺青の仁王と暮らしたことが。

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